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ごあいさつ

奪われるスポーツ

スポーツという存在が、豊かな社会づくりにどれだけ貢献しているか、子供たちの成長にどれほど必要なものか、人間関係をいかに円滑にしているか、誰も異論はないでしょう。

しかし今、子供たちのスポーツ環境が大きく変わっています。かつて公園では、誰かが野球やサッカーをやっていました。誰でも仲間に入れました。

今は昔、そのような光景を見ることはありません。お金を出さなくては、ボールを投げることも、蹴ることも、仲間に入ることもできません。

そんな中、追い打ちをかけるように、中高校で多くのスポーツ部が消えています。かつての強豪校ですら、廃部が珍しくないのです。子供たちの中にも格差が広がっているのです。

次世代に残せるもの

先輩方の努力が、私たちに豊かさを与えてくれました。私たちは次世代に何を残せるのでしょうか?

10年後も豊かさは必要ですか?もし未来に豊かさを残すなら、誰1人取り残すことなく、全ての子供たちにスポーツ環境を提供していきましょう。

けして経済的事情や地域格差などで、子供たちからスポーツを奪ってはいけないのです。

今、競技の枠を超えてスポーツがひとつにならなくては、この問題は解決できません。プロの選手にはその力があるのです。そんな思いをONE FIELDsに込めました。

理事長 菅 田 貴 司